
外断熱工法とは、文字通り建物の外側をすっぽりと断熱材で覆ってしまう工法のこと。そのメリットは、大まかに次の通りです。
1.壁内結露しにくい
2.断熱・気密処理が簡単で確実
3.駆体内部の通風がよい
4.建物の熱容量が大きい
4の「熱容量」とは"建物全体が熱を蓄えておける力"のことで、熱容量が大きいほど、暖まりにくく冷めにくい住いとなります。結果的に、外気温に室温が左右されにくいため、冷暖房コストも安くなるわけです。
日本は高温多湿の気候ですから、冷暖房を考える場合は、このように「結露が発生しにくく、室内温度も均一」という外断熱工法はましさく打ってつけと言えるでしょう。
ところが、こんなに優れた工法なのに、実際に外断熱工法を採用して建てられた住いは、まだ数パーセントしかないようです。その理由は、外断熱工法に使われる断熱材(プラスチック系)が、内断熱工法の断熱材(グラスウール等)に比べて高価であることなどが挙げられます。
しかし、建築時に多少高くついても100年以上も長持ちする住宅と、最初は安くても25年で建て替えなければならない住宅では、どちらが健全でしょうか。これは、日本の住いのあり方そのものに対する問いかけでもあるのです。


